泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

伝心 稲 純米酒(日本酒・福井県)

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一本義久保本店「伝心 稲」
1.8L、2,484円(税込) 

 

2月に入り寒さが身に染みる。旨い燗酒が飲みたい。

会社の帰り、よく行く酒販店に立ち寄って購入。

この酒屋さん、いろいろと飲み方も教えてくれ、対応もにこやか。

いつも帰り際、「いいお酒を選んで頂き、ありがとうございました」と一言添えて見送って頂くのが意外と嬉しい。

ネット通販もされているのだが対面で判る店の顔があるので、やはり足を運んで購入する事にしている・・・が、家までは距離があるので、そこから一升瓶をぶら下げて地下鉄で帰るのがちょっと恥ずかしいのだが・・・

 そこで選んだ酒がこの伝心。

 店主に聞くと、香りがそれほど無いので燗をつけてもスッキリ飲めて、この時期だったらむしろ燗が旨い、というようなことを言っておられた。

 

さてさて、本日はなぜか食事や風呂を終えてサッパリした後、頂くことに。

 まず、誰もが目につくのがこのラベル。

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 「伝心」の文字がくり抜かれていている。この懲りよう。

 

早速開栓。香りは仄かな果実系の香り。期待を込めて一口。

 酸味があり、それでいて米の旨味がちゃんとある。スッキリした味わい。

 先日飲んだ「みやさか」のスッキリさとはまた違い、甘みもあり、のどごしの苦みもある。燗につけなくてもクイクイいける。

 ただこの日はアテも無いので冷やで終了。翌日に燗をつける。

 やはり店主が勧めるとおり、より旨味と苦みがバランスよく増した感じ。それでも呑みやすさは冷やの時と変わらない。

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このお酒、2013年「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」メイン部門最高金賞受賞、2014年「スローフードジャパン 燗酒コンテスト」金賞受賞・・・と、やはりただ者ではなかった。

 そんなことを知らなくとも味わい深い一本。何の料理にでも合い、あっという間の一升。

こんなお酒との出合いがあるから、やっぱり地酒巡りはやめられませんね。