泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

義侠 4号純米原酒70%(日本酒・愛知県)

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山忠本家酒造「義侠 4号純米原酒70%」
720ml、1,430円(税込)

晩酌用に購入。

購入した酒販店は店主自ら蔵に足を運び買い付けするようで、
新聞紙にくるんだ独自のラベルにこんな一言が。

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店頭には様々なタンクナンバーの義侠が置いてあったが、本日はタンクナンバー4、精米歩合70%の新酒。価格的には一番手頃なのだが、それでも期待大。

 

夕飯、日本酒に合いそうな料理を揃えてさっそく開栓。

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バナナのような甘い上立ち香。若干冷やし過ぎか、香りは仄か。

思わずニヤニヤと口元が緩む。


怪訝そうにコチラをのぞき込む妻の視線を尻目にゆっくりと口に含むと、すかさず米の旨味が広がってくる。そこに被さるようにすぐに酸味が追いかけてきて一瞬複雑な味わいに変わる。

濃い口の正統派なのだろうが、そこに新酒のフレッシュさがブレンドされている感じ。このバランス感がなんとも面白い。

・・・などと、構えて呑むのを止め後は楽な気持ちで呑み進めると、これまた味わいが変わり、どっしりとした味わい深い酒になった。旨いねぇ。

 

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ラベルにはしっかりと米の出所も記載されている。兵庫県東条産 特A地区で造られる特別栽培米の山田錦を使用していて、米の良さを生かした70%精米で造られたタンクの酒だけあって、米の良さを味わうにはもってこいらしい。

しかしこの70%を味わったらやっぱり60、50と、味わってみたくなるなぁ。


この日は少し残して3日後に残りを味わう。

フレッシュさを残しながらも、まろやかさが増して旨い!

やっぱり義侠、良い酒でした。