読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

作 恵乃智(日本酒・三重県)

f:id:kazzyan:20150415111647j:plain

清水清三郎商店「作 恵乃智」純米酒
720ml1,188円(税込)

 

三重県鈴鹿市に蔵をかまえる清水清三郎商店の人気銘柄の作(ざく)。ご近所の酒販店で晩酌用に購入。作もそうだが、いつも豊富なラインナップで有り難い限り。

鈴鹿と言えばサーキットも有名だが、何と言っても名古屋のヤマノボラーにとっては、鈴鹿山脈という格好の遊び場という思いがあり、最近でこそ減ってはいるが、以前は本当に良く足を運んだ。

そんなことで、お隣の県だがなんとなく親近感が湧く蔵だったりする。

 

f:id:kazzyan:20150415112317j:plain

晩飯時、早速いただく。

開栓と同時に瓶から上がる芳醇な香り。熟す前の、若い洋ナシのような爽やかな甘みに近い。後でこの蔵のHPを見てみると、やはり「洋ナシの香り云々・・・」と記載されていた。向かい側で飯を食う嫁もこの強い香りに気づいたようで、感想を聞くと、洋ナシよりもキウイやパッションフルーツのような南国系フルーツを連想したらしい。パッションフルーツの香り、というのは食べた記憶のない私にはよくわからないが、まさに感覚は人それぞれで面白い。

味わいもまさにその香りと同様、しっかりとした良質な甘みが口の中でフワッと広がり、喉に落とす瞬間に現れたキレのいい酸が味わい全体を締め、スッキリまとめる。

フワッと来てスーッと終了、まるでワッと割いてサッと散るソメイヨシノのようなイメージ。こりゃメチャ旨い。

後味がいいので食中酒としても旨いが、料理を酒で流し込む、というより、料理は料理、酒は酒で味わった方が幸福度は高い感じがした。

燗でもいきたいところだが4合瓶のうち3合ほど飲んでしまったのでめんどくさくなって今回はやめてしまった。こんなとき一升瓶がほしくなる。

f:id:kazzyan:20150415112346j:plain

ラベルを見ると精米歩合、アルコール度数以外、情報を出していない。以前飲んだ「たかちよ」もそうだったが、固定観念を取り除き、ただ旨い酒だけを考えずに味わえるよう、蔵が考慮しているのだろうか。細かい情報はなくても、真摯な酒造りを感じられる味わいだった。

 

至極有名な話だがこの「作」という酒、あの有名なアニメ「ガンダム」に出てくる「ザク」と同じ名前から、その道のファンからも愛された酒らしい。些細なきっかけで、こんな旨い酒に巡り会う。旨い酒とわかって購入するのとはまた違う感動を味わえる喜び、正直うらやましい・・・そんな体験、ここのところご無沙汰だなぁ。

 

f:id:kazzyan:20150415112004j:plain
栓の封紙には屋号「大黒屋」の標章。