泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

花垣 純米無濾過生原酒(日本酒・福井県)

f:id:kazzyan:20150430171223j:plain

南部酒造場「花垣 純米無濾過生原酒」
720ml1,450円(税込1,566円)

 

仕事帰りの道すがら、たまに寄る酒販店を覗いてみると花垣が入荷していた。瓶にかかる赤い札には「無濾過生原酒」の文字がドンと主張している。ちょうどフレッシュな酒を飲みたかったので迷わず購入。

季節限定、できたての新酒を、期待に胸をふくらませながらいただく。

 

f:id:kazzyan:20150430171822j:plain

購入時は、UVカットの袋に守られていた。酒に対するこだわりがこの時点で伺える。

開栓後、立ち上がった香りはほのかだが、フレッシュな揮発系の香り。セメダインよりは除光液に近い感じだろうか。爽やかな印象を受けたが、口に含むとその印象が変わる。

無濾過生原酒だけあってほんの少しだが、ピリピリとした感触が舌を心地よく刺激する。トロッとしたなめらかな味わい。コクもあり、含んだ瞬間、得も言われぬ甘さに包まれる。若干の酸味は、完全に甘さの引き立て役に回っている。しかしそれもつかの間、ジンジンと辛味が現れ、口いっぱいに広がり、ガツンと喉を刺激する。後を引く辛味。辛い。旨い。優しいと思われた第一印象、胃に落とすころはドスンとくる感じ。

濃いなぁ、これは旨い。

無性に煮魚が欲しくなる。が、今夜はない。無いから仕方がないが絶対に合うはず。

バニラ味のチーズ(チーズデザート)があったので、試しにあわせてみた。これがまた旨い。甘い物でもいける。やはりアッサリ系のアテよりもコッテリ系の方が相性がいいように思える。もちろん、アテがなくても全然イケる。

f:id:kazzyan:20150430171915j:plain

ラベルにはしっかりとスペックが記載されていて有り難い。濃厚で辛口。これを見れば納得の味わいだなと思いつつ、18度とは思えぬ呑みやすさに気がつくと4合完飲。休み前の気のゆるみもあり、幸せな気分でそのまま寝落ちしてしまった。

f:id:kazzyan:20150430173037j:plain

 たまにはそんな日も。

 

 

 

 

 

 

 

たま、じゃないか。