伊那「蛇峠山」& 奥三河「碁盤石山」2本立てハイク
6月28日、今日は2本登る。ハシゴ酒ならぬ、ハシゴ岳。
まずは1本目、園原ICから南、治部坂高原に位置する「蛇峠山(1,664m)」。8時40分、国道153沿いにある治部坂高原Pに車を停めて出発。
「高原」というだけあり、20分程は美術館や別荘周辺の道を歩き登山口を目指す。
9時、登山口より入山。といっても、この先ちょくちょく林道(作業道)が出てくる。
15分で開放感満点「馬の背」到着。そのちょっと先に車止めゲートがあり、左側の登山道を登る。ここから先は登山道と林道歩きの繰り返し。カーブしながら上がっていく林道を直線で横切るように登る感じ。
山頂近くになると、
アンテナが乱立。意外とキライじゃない景色。
奥の方には「レーダ雨量観測所」。これまたカッコイイ。
観測所を横切ると視界の開けた広場があり、武田軍が使ったといわれる狼煙台跡がある。周辺の山では他にも奥三河にある「岩伏山」に狼煙台跡が残っていた。
そして、ここから見える景色に圧倒される。
光岳から鋸岳の南ア全域から北八ツ方面までが一直線に伸びている。中央アルプスには若干雲がかかっていたが、南駒ヶ岳なども確認できる。南ア南部が思ったよりも近く感じる。
蛇峠山の山頂は雨量観測所前にある細い笹藪の道を5分程進んだところにあるが、辺り一面草木に覆われ、山頂標識の上に展望台はあるものの伸びきった樹木に視界を遮られていた。
とりあえず先程の広場に戻って1時間ほど過ごした後、来た道を駆け下りて30分程で駐車場に戻る。
時刻はまだ11:30、このまま帰るのも勿体ないので、時間的に登りやすい山をガイドブックで探し、車を走らせる。
向かった先は奥三河にある「碁盤石山(1,189m)」。『富士山が確認できた』という下山してきたハイカーの話を聞き、期待しつつ12:40に取り付く。
25分ほどで「天狗ノ庭」と呼ばれる、奥三河の山々が眺望できる見晴らしの良い広場に出る。
この広場の一角に、この山名の由来となった「碁盤石」がある。天狗が碁の対局に敗れてひっくり返した石。至るところに天狗伝説があるものである。
天狗ノ庭からさらに200m程進んだところに東側に開けた「富士見岩」への分岐がある。富士山が見えるかと期待したが、あいにく南アから続く山並みの先は既に霞みがかり、見ることは出来なかった。
その後、再び展望のきかない登山道を歩き続け・・・
13:30、登山口から約50分で山頂に到着。木々にさえぎられ展望は全くないが、晴天のおかげで木漏れ日も心地よい。
下りの途中発見した野イチゴの群生。食べてみたら「ニガイチゴ」だった。やはりチョット苦い・・・
14:05、下山完了。無事2山登り終えた。どちらの山も1,000m以上だが登山口もそれなりに高いので楽な山。梅雨の合間の晴天に感謝、いい登山日和だった。