泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

南 特別純米(日本酒・高知県)

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南酒造場「南 特別純米
720ml、1,320円(税込1,426円)

 

近所の酒販店にて購入。高知の酒、いわゆる「土佐酒」だが、地元ではもっぱら「玉の井」が主力で、この「南」は県外の特約店を中心に卸している銘柄。

酒販店に長く佇んでいる(?)と、結構な割合で売れていたりする人気商品。

開栓は7月のアタマ。蒸し暑い夜なので冷やして(花冷えくらい)夕食とともに頂く。

香りはほんのりパイン香を感じるが、柔らかなイメージ。

含むと、酸を全面に感じるが、その酸が主張してこない。おかげで非常に綺麗で爽やかな呑み心地。

なかなか、なかなか・・・と思っていると、フルーティーさを伴った苦みがジワワっと広がりを見せる。その後は喉越しよく爽やかに、そして穏やかに収束。

この幸せな辛口の味わいに、梅雨時期なのだが一足先に真夏の涼をとっている錯覚にとらわれた。

燗ならどうか・・・まあ燗はいいでしょ今回は。いやぁ、旨かった。


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綺麗と思った味わいのひとつに、この酒の水は清流と呼ばれる「安田川」の伏流水を使用しているとのこと。安田川は四国の百名山「剣山」を源流としており、また剣山系の川にはダムがないため、清く柔らかな味わいの水となるらしい。

米は愛媛県産「松山三井」、酵母は高知酵母「CK」を使用、高知ならではの辛口を生み出せる酵母のなかでも、華やかでフルーティーは味わいに仕上がる酵母だそうだ。

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