泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

越乃景虎 純米原酒(日本酒・新潟県)

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諸橋酒造「越乃景虎 純米原酒」
720ml、1,300円(税込1,404円)

 

・・・いやぁ、暑い。

梅雨も明けて連日の猛暑、こう暑いとビールやハイボールを交互で一気飲みばかりしたくなる。

確かにそれもいいけど、夏に出回る日本酒には日本酒のいいところがある訳で、ビールの様に浴びるほど飲むわけにはいかないが、冷蔵庫でグッと冷やしてキュッとやる辛口の一杯なんか、まさしくニッポンの夏、オッサンの夏。

ナンノコッチャと言いたくなるが、本日もそのくらい脳がだれる暑さ。

辛口の景虎、夏限定の純米原酒なら、沸騰しかけた脳をシャキッとさせてくれるはず。

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今回も冷蔵庫でキンっと冷やしていただく。なので香りはあまり感じない。深く読み取れば微かにセメダイン臭。今日は香りはいりません。

グラスも冷やしてクイっと含む。辛い。辛い!ピリピリピリっと口の中に刺激が、喉元にも刺激が走る。味わいは非常に端麗だが、旨味はちゃんとある。スッキリ、辛口、爽快感。そして余韻は苦みがキレずに残る。

ムム、これは夏の涼を味わう、というより、夏の暑さにだれるなと「喝」を入れられているかのようだ。

今日は冷や奴に冷やしトマト、枝豆に酢ダコ・・・とまるでビールのつまみのようだが、これがまた本当によくあう。

特に冷や奴、濃厚な味わいのものをワサビだけで頂くのが大好きなのだ。これと景虎、辛さと辛さのぶつかり合い、まさに信玄と謙信(景虎)の川中島の戦いが口の中で繰り広げられているかのようだ。(これもナンノコッチャ・・だが)

辛い辛いと思ったのだが、調べてみると日本酒度は+3程(ラベルには記載無し)。酸味を感じなかったのでずいぶんと辛く感じたのだろうか。

米は五百万石を中心におき、超軟水で醸した逸品。旨かった。

ちなみに、個人的には開栓直後のしっかりとした辛みが好きなのだが、もう少しまろやかに呑みたいのなら、開栓して2〜3日程がいいのかも。

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