泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

雪の茅舎 純米吟醸 限定生酒(日本酒・秋田県)

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齋彌酒造店「雪の茅舎 純米吟醸 限定生酒」
720ml、1,500円(税込1,620円)

 

「雪ボー」の新酒です。

原料米は「山田錦」「あきた酒こまち」。帰社途中に見つけ、我慢できずにその日に開栓。いただきます。

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香りは洋ナシに近い、甘めだが鼻腔をスカッと抜ける新鮮さに、いやが上にも期待が高まる。

一口すすると、幾重にも折り重なった芳醇な酸が口中に広がった。まるで地層のような酸の間に甘味が潜み、ゆっくりと舌で転がしていると、酸の層が溶け甘味がにじみ出てくるような感じだ。後半に円みをどんどん帯び、締めはキュッと渋みで収束。高めの酸の爽やかさ、甘味の円やかさ、そして引きの良さ。こりゃ旨い、旨いです。

呑み進めると酸も落ち着き円やかさアップ。やっぱり生酒、生きてる証拠。贅沢な味わいに感無量。さすが、雪の茅舎。

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この日の翌日、大学生の息子が友人たちと飲みに出かけ、居酒屋でガンガン日本酒を飲み、ぶっ倒れそうに帰宅。

二日酔いもあってか「絶対に日本酒はもう飲まない」などと抜かすので、これを飲ませてやると、(もう飲まない、どころか断らないところが「血」なのか・・・)

「ああ、旨い。これならまあ、飲める」と偉そうにのたまっていた。

 

・・・ざけんな、コノヤロー。