泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

澤の花 さら雪 純米吟醸 無濾過生原酒(日本酒・長野県)

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伴野酒造「澤の花 さら雪 純米吟醸 無濾過生原酒」
720ml、1,500円(税込1,620円)


土曜日、長野県は佐久市にある伴野酒造さんの澤の花、新酒をいただく。

原料米はALL五百万石、酵母は9号酵母と吟醸酵母を使用。

この日は嫁が忘年会、息子と娘がバイトのため夕食は一人。

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一人でも夕飯は出来合いではなく、簡単だがちゃんと造り、先日買ったBlu-rayと酒をセット。

ちなみに映画は、昨年の暮れに映画館で観て、なぜか泣いてしまった「インターステラー」。こんな時間、たまりません。


とりあえず映画前に酒を味わう。ほのかな吟醸香を嗅ぎながらまずは一口。

旨味の濃い、綺麗な酸がじわっと染み入ってくる。新鮮なピチピチ感も伴い、この段階で「旨い!」と思わず口にする。

その酸の中に桃のようなフルーツの甘味が見え隠れし、なかなかに若さを感じさせてくれる味わいだが、中盤から全体を引き締める苦味が現れ、しっかりとした輪郭を作り出す。そのバランスがすごくよく、一杯、またもう一杯と盃が止まらない。誰もいないので思いっきりにやけながら頂くことが出来るのも嬉しい。
(家族の前でニヤニヤしながら飲んでると、怪訝な顔をされるのである)

今日はシアワセだなぁ〜。なんて。

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酔っぱらいはいつも虐げられた生活を送っているのです・・・


インターステラーはおよそ3時間近くのSF大作。SFと言っても、SFの箱を借りた人間愛の物語で、その道のマニアからすればとんでもない理論やご都合主義的な内容なのだろうが、そんなことは気にならない程、愛に満ちた作品だと思っている。

酒や料理とともに観はじめるものの、あっという間に映画にのめり込み、劇場同様、いや、酒の力も手伝ってなのか、劇場で観た以上に何度も号泣。

映画終盤近くに帰宅した嫁と娘は、ひとり涙を流しているオッサンにドン引きしていたが、泣くって気持ちいいもんですよ。


昨年の映画なので目新しくはないが、一応貼っておきます。


映画『インターステラー』予告編