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泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

榮一 純米無濾過生原酒(日本酒・岐阜県)

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林本店「榮一 純米無濾過生原酒」
1.8L、2,762円(税込2,983円)


林本店と言えばこの「榮一」よりも「百十郎」のほうが全国的には有名だろうか。

2月、厳しいフトコロ事情にも拘わらずフラフラと近所の酒屋にIN、庫内にこの両方が並んでいる。ラベルのインパクトからどうしても百十郎に目がいってしまうが、店主のおばあちゃんから「それ、うまいよぉ〜」と旨そうに言われたので、悩んだ末(いや、たいして悩みもせず)榮一に決める。

百十郎の赤面(大辛口)より高いが、そこは節約スイッチの壊れている故、購入時は単純に喜んで、帰宅後に落ち込むタイプ。

いや、いいのよ、辛口が呑みたいワケではなかったんだから・・・。

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そんな、後悔の念に駆られた気持ちが消えかかり始めた1週間後、つくねなどを肴に置き開栓。

グラスからはキャラメルのような甘い上立ち香。何とも優しい香りに期待して含むと、無濾過生原酒のフレッシュさもさることながら、フワッと、黒砂糖のような柔らかな甘さが口中に広がった。香りからイメージした古酒とは違う甘さ。まるで和三盆を使った和菓子のような風味で、何となく春を先取りしたかのよう。杯を重ねるうち、じんわりと苦味も増してくる。旨いなぁこれはと、いつものごとくほくそ笑む。

燗で呑んでみると、今度は先程の甘味に酸が乗ってきた。酸にインパクトがあり、円みがほんの少し薄らぐものの、甘さと酸のバランスも良く感じのいい味わいに変化、これもなかなか味わい深い。

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この後とろろ蕎麦で締めたのだが、肴もナシに冷やで数杯いただき、その柔らかさを再度実感、さらに心地よく酔う。

買って正解、満足の一本。これで呑む前の「後悔の念」は完璧に消えてしまった。