泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸生酒(日本酒・秋田県)

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齋彌酒造店「雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸 生酒」
720ml


今年のバレンなんとかで嫁から頂いたもの・・・と言っても選んだのはこのワタクシ。

嫁と酒屋に出向き、あれやこれやずーっと迷っていると、酒に興味の無い嫁から「寒いから早よーせい!」と怒鳴られる。

しっかりと室内温度管理の行き届いた酒屋です。(そう言う事じゃない)

何を言われようが購入の嬉しさが勝り、気分良く帰宅。


購入後2週間くらいで開栓。秘伝山廃純米吟醸の火入れなし、限定生酒。

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グラスからはライチやパインを思わせるカプロン酸エチルが、生酒の新鮮さを伺わせる。

期待して含む。何とも円い酸がしっかりとした甘味を伴って口中に広がってきた。旨味の輪郭はしっかりとあるが、ボールペンで書いた輪郭、というよりも、鉛筆の4Bで書いたような感覚。主張のある柔らかさ。

生ならではの、多少のピリ感はあるものの、苦味や渋みは全くなし。これが山廃?と思う程。深く味わうと、水の良さも感じる。度数は16度だが、それを感じさせない程、スルスルと呑みやすい。出来の良さにすごく感動、ホントにいい酒。旨いです。


主観だが、山廃らしさ(アミノ酸ガツン、みたいなインパクト?)を求めるとコレジャナイ感はあるが、山廃でここまでキレイで、さらに生酒のフレッシュ感がプラスされた酒を味わうことが出来て、嫁に感謝(・・・と言っても選んだのはこのワタクシ。)


開栓後、生酒ならではの時間経過による味わい変化は・・・その前に短期決戦で飲み終えてしまったが、しっかりと寝かせた方がもっと好みの味になったかも。

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記載はないが、原料米は、以前呑んだ「純米吟醸 限定生酒」と同じく「山田錦」と「あきた酒こまち」。酵母は自家酵母。ゴチでした。