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泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

金虎 吟醸 寒造りしぼりたて(日本酒・愛知県)

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金虎酒造「金虎 吟醸 寒造りしぼりたて」
720ml

地元新聞の折り込み広告に新酒の予約販売のチラシを見つけた知り合いのカメラマンが「欲しい?」と聞いてきたので、二つ返事でお願いするも、購入代金を受け取って貰えずに頂いてしまった。申し訳ない気持ちもあるがいつか恩返しするとして、有り難く有り難くご開栓。

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マスカットとセメダインの中間的な香りは、何やら既に濃厚さを感じ取れる。含むとそれはまさにドンピシャ、この地方ならではの太く濃い味わいが口の中に広がる。酸味や旨味の前に辛味がジワーッと訪れ、苦さを伴った旨味が余韻として残る。こうやって書くと重厚そうだが、酸自体は軽快かつ柔らかく、またアル添することで、重くなりすぎない一歩手前のラインギリギリをうまく調整している感じだ。その深い味わいに、含む度に舌で転がしたくなる。旨い。

酒米は地元愛知の「夢山水」を使用。夢山水は50%程削ると破砕しやすく、精米にも気を遣うらしいが、その米を上手に50%まで削ってできた酒。そう言うことを知りながら頂くと、単純な舌の持ち主は1.5割り増しに旨味がアップしてしまうのでチト情けないが、なるほどますます旨さを感じる。

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金虎酒造と言えば地元で良く耳にする蔵。蔵自体は170年の歴史がある。名古屋市内の蔵で結成された「ナゴヤクラウド」の活動などが地元メディアで取り上げられたりするなど、人気が広がりつつあるらしい。

もちろん取り上げられるには理由があり、この蔵の杜氏・木村伸一氏は、28歳の時に初めて醸した酒で愛知県知事賞を受賞したというスゴイ方。天性の才能があるのだろう。

これからもいろいろ呑んでみたいと思わせる蔵である。