泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

勲碧 手造り 純米酒(日本酒・愛知県)

一升2,000円以内で旨い燗酒を探しているが、意外と難しい。

 

今まで通り割り切って2L 1,000円ほどのパック酒でもいいのだが、ここはひとついろいろ試してみようと会社の帰り道に一本購入。

 

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勲碧酒造「勲碧(くんぺき)手造り 純米酒
1.8L、1,944円(税込)

 

税抜きで1,800円は安い。


愛知県江南市に蔵を構える勲碧酒造。
地元では人気の地酒らしいのだが知りませんでした。

 

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地下100mより汲み出した木曽川の伏流水を使用。
また、記載はしていないが米も地元産の好適米を使用しているとの事。

使用酵母は協会10号。なにやら強いこだわりを感じます。


本日は胡麻豆乳鍋と鶏軟骨の唐揚げ。これはもってこいのメニュー。

 

 

燗をつける前にまずはひやで一杯。

 

軽い感じの上立ち香とともに口に含むと、日本酒らしい穏やかな酸味と、その奥にかすかな甘みが感じられるが、それもすぐに渋みにかき消されてしまう味わい。

いわゆる「端麗」的な風味。スッキリといえばその通りなのだが・・・

 

燗をつけたらぬる燗よりも上燗になってしまったが、そのままいただく。

 

これまた渋みがより強く押し寄せ、その後に米の旨味がやってくる。呑み終えた余韻は、ピリピリとした刺激が渋みと酸味とともに長〜く残る・・・

 

 

このところ、個性的な酒を選んで呑んでいるせいがちょっと物足りなく感じてしまうが、みんながよく飲む日本酒ってこんな感じ的な味わい。

出された料理の味を気にしなくて済む合わせ易さで、気軽に飲めるが・・・

2,000円以内だと、この辺りの味で納得せざるを得ないのか。

 

ただ「勲碧」にも種類が色々あるし、これだけでは蔵の実力は判らないし語れない。

しかし、今日の気分はコレジャナイ感が。

 

今日は開けたばかりなので、数日おけば変化も出るはず。

一升瓶での楽しみは、そこにあります。

 

 

 

1月11日追記:

upしたのは9日だが、実は呑んだ日は7日だったりするので、開封から4日後の印象を。

 

米の旨味が主張してきて、かなり柔らかくなっていた。味ががらりと変わった印象をうける。

燗をつけてみたが、後味のピリッとした味わいも若干大人しくなり、甘味が長く引きずるようになった。

もともと淡麗的な味わいなので嫌な甘みではなく、きれいな甘みという感じ。

これならいける。

自家製漬けマグロと、水菜とホタテのサラダに合わせたが、なかなか旨かった。

 

4日でこんなに変わるものなのか・・・?

開封時の体調が悪かったのか、数日たったせいなのか解らない。

結局は、自分の舌もまだまだなのだろう・・・