泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

赤霧島(芋焼酎・宮崎県)

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霧島酒造赤霧島芋焼酎 25度
900ml、1,300円(税込)

 

たま~に、無性に呑みたくなる芋。

 

帰社途中にある小さな酒販店は酒類は多くないものの、いい焼酎をほぼ定価で販売している。

久しぶりに立ち寄ると、ズラ~ッと並んだ「赤霧島」。ちょうど春の入荷があったばかり。

あまり目立たない店だからなのか、4月なのに大量に置いてある。

 

芋焼酎は安くても旨い物がたくさんあるので「赤霧」は普段だったら買わないのだが、この価格だったら断然「買い」。

 

ちなみに近所の巨大スーパーは「赤霧島はいってます」と、抱かせ売り6本セット(他はよくわからん焼酎)に組み込まれて、酷い売られ方をしていた。

 

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赤霧は原料にムラサキマサリという紫芋を使っており、芋焼酎でよく使われる黄金千貫よりも薫り高いのが特徴。飲食においては香りが味の鍵となるので、それだけで全体の旨みが強く変わってくる。

このムラサキマサリ、芋としての普及率が低く収穫量が限られているため貴重とされており、そのためにこの赤霧は年2回の限定出荷とされ、それ故にすぐに市場からなくなってしまう。

 

簡単に購入できたことに感謝し、頂くことに。

 

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芋焼酎の中でもかなりくっきりとしたあま〜い香り。たしかにこの香りを嗅げば、その時点で芋好きはヘロヘロになってしまうはず。

ストレートで呑むと、強い香りとは裏腹なすっきりとした味わい。するすると喉の奥に落ちるが雑味がないというか、刺激がとても少ない。美味いなぁ・・・

赤霧はよく女性向きというが、これがその所以なのだろう。

ロックで呑むとさらにその軽さは増す。しかし香りや甘みはしっかりしたままなので、どんどん呑めてしまいとても恐ろしい。

 

ここのところ日本酒のアルコール度数15〜6° 前後になれてしまっていたため、25° のアルコールにやられ、いつも以上に酔ってしまった。(単なる飲み過ぎだが・・・)

 

お湯割りもいいと思うが(私はあまりやらない)、これだけしっかりとした香りならお湯割りしなくても十分楽しめるし、割ることであまり味を薄めたくない気もする。

 

なんとも、とても華やかな芋焼酎でした。