泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

ほしいずみ 夢吟香 7号 純米吟醸(日本酒・愛知県)

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丸一酒造「ほしいずみ 別注 夢吟香 7号 純米吟醸
720ml、1,500円(税込1,620円)

 

やはり買ってしまったNo.7のほしいずみ。No.9購入から2週間ほど経っていたのでもうないかと思っていたのだが、店主曰く、「ほぼ」独占販売なのでしばらくは大丈夫とのこと。ただ、販売にはしっかりと力を入れているので無くなるのも早いかもしれない。

No.7もNo.9も限定で卸してもらっているんだから、それに応えてしっかりと売っていかねばならない、というような趣旨の話をされていた。蔵元にとっては非常に頼もしい酒販店であろう。確かにその通りだと思う。

 

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開栓するとすぐに綺麗な吟醸香が。グラスに注ぐとメロンのような、それでいて爽やかで優しい香り。まさしくラベルのグリーンそのもの。「イソなんちゃら」や「カプなにがし」を考える前に、呑みたくてウズウズしてしまう。

含むと、ラムネのような酸味と苦みが同時に広がり、その奥で無濾過生原酒のピチピチ感が顔を覗かせる。その華やかな酸が唾液を誘い、そのおかげか苦みはそれ以上主張せず、後半に感じる米と酸のバランスが綺麗にまとめ、円みを伴いながらキレていく。これは旨い、旨いねえ。確かに食中酒としては申し分ない旨さ。

吟醸香も、味わいも、個人的にはこのNo.7の方が舌にあっている。No.9は万能タイプで和食はもちろん、フライなどの揚げ物でもいけそう。No.7はもうちょっと和食よりかもしれない。しかしその方が日本酒としてはいい出来ではないか、などと思いながらいただいた・・・が、実際並べて飲みくらべをすると印象が変わるかもしれない。

嗚呼、やはりいっしょに買っておけば良かった。

 

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