奥三河4山、グルっと周回ハイク
3月13日、奥三河人気の周回コース、鹿島山〜大鈴山〜平山明神山〜岩古谷山を歩く。
設楽(したら)町、和市(わいち)が周回コースの起点。
車を止め、8時半過ぎにスタート。
登山口から一つ目のピーク、鹿島山(912m)までは、途中まで東海自然歩道として整備された道を進む。水場や神社などを越えた辺りから斜度が若干きつくなるものの、登山口から50分程で到着。
木々に囲まれ展望は無いので、すぐに次の大鈴山へ向かう。
鹿島山からぐぐっと下って登り返す。途中、笹の生い茂った場所に平山明神山への分岐があるが一旦やり過ごし、鹿島山から30分程で大鈴山(1,011.5m)に到着する。
山頂は絶景ポイント。特に東側が大きく開け、奥三河の山々や伊那方面の山、そしてその奥に、まだ雪をしっかりとかぶった南アルプスが望める。
十分に景色を堪能したあとは、本日のメイン、と考えている平山明神山へと向かう。
大鈴山までは以前に一度登ったことがある。さらに加えれば、今回の山行で未踏なのは平山明神山だけで、岩古谷山も登頂済みだったりする。
先程の平山明神山分岐からグミンダ峠という場所まで下りに下り、今度は足場の悪い急登を登り返す。
登り返している途中に、今度は岩古谷山への分岐があるが、ここも一旦通り過ぎる。
しばらくすると、そこに現れたのは本日の核心部、ナイフリッジの稜線。
写真では伝わりにくいが、特に北側が切れ落ちていてハンパない高度感。鎖もロープもなく、奥三河のルートでも一番危険と言われているところ・・・だが体力があり、体幹もしっかりしている者であれば、難なくクリアできそうな感じだ。
(このオッサンは体幹が落ちまくっているのでヒヤヒヤしまくりだったが・・・)
ナイフリッジから10分もかからずに平山明神山(970m)登頂。ここも木々によって視界は遮られているのが、山頂近くにある「東の覗き」「西の覗き」という場所は展望もよく利く。西の覗きまで行き、そこで昼食を簡単に済ませた後は岩古谷山分岐に戻る。
ここからはは堤石峠まで激下りとなる。
オタオタとおっかなびっくり下っていると、後ろから一人のジーサンが登場、ヒョイヒョイと下っていく。
年齢は76歳。年の功・・・と言う訳ではないが、この辺りの山々に精通しており、いろんな話しを聞きながら下山まで一緒に歩くこととなった。
先程までいた、平山明神山。
奥三河のランドマーク(?)、三ツ瀬明神山。
提石峠からは、岩肌をそのまま削った石段や手すり等が設置、安全で歩きやすい登りが続く。峠から約30分程でニセ山頂標式のあるベンチに到着。ザックをデポし、さらにそこから3分で岩古谷山(799m)に登頂。頂上は岩塊で、本日一番低い山ながらも、見晴らしは一番よろしい。
一通り景色を堪能し、ジーサンに頼るがままデポしたベンチ脇から下山する。
人に頼るとルートがあまり頭に入らなくなるが、タマにはいいか・・・と。
提石トンネル脇から車道を少し歩けば、和市の駐車場へ戻る事が出来る。
下山完了は14時40分。およそ7時間の山行はなかなか楽しかったが、意外とアップダウンが激しく、翌日、久しぶりの筋肉痛になやまされることとなった・・・
よー歩いた・・・