7月の山・2本立て
体たらくな更新ぶりを続けているゆえ、月遅れの山行記録となっておりますが・・・
7月8〜9日の金・土曜日、梅雨明けを待たずに向かった先は「木曽駒ヶ岳」。
今までロープウェイを利用して2度登った木曽駒だが、今回は下から登る「上松Aコース」にて、テントを担いで山頂近くのキャンプ指定地を目指す。
しかし・・・
この日は体調もさえず1合目から既にバテバテ、CTは全く意味を成さず、ず〜っと睡魔と辛さと、熊の恐怖(多いらしい)と戦いながらヨロヨロと歩く。
加えて、当初の天気予報では持ちこたえそうなことを言っていたのだが、昼頃から雨が降り出す。
結局7時間も掛けながら山頂にたどり着くこともできず、この日は9合目の「玉乃窪小屋」でひとり素泊まり。
翌日に山頂を目指そうと考えるも、雨・風ともさらに強くなるばかり。
宿泊者は自分一人・・・
夕方、テレビの天気予報では、日本海にあった梅雨前線が予定よりも早く南下し、台風1号の影響も合わせて大雨になっており、翌日の午後は更に荒れるという
梅雨前線の位置を考え中央アルプスにしたのだが、意味がなかった。
それどころか小屋はガタガタと音を立て、明日下れるかも心配になり、とにかく朝一の登頂はやめてできるだけ早く下山することに決め、さっさと就寝。
4時半起床。6時チョイ前、明るくなってから小屋を出発。小屋番さんは起きてこず。
下山中もしっかりと雨、雨だと人間の匂いが消え、熊遭遇の確率が上がるので、樹林帯では叫びながら下山、10時には駐車場に到着した。
2日間、小屋番さん以外には誰とも会わない山行でした。
もうひとつ・・・
7月18日の月曜日、これまた中央アルプス、恵那山のお隣「富士見台」へ。
この日は打って変わって大快晴。
中央道・園原ICから近くの神坂神社登山口に車を停めて登ったのだが、山頂近くにある山小屋「萬岳荘」まで実は車で来られることもあり、シャトルバスで来たツアー客も山頂を目指して賑やかに歩いていた。
山頂からは南アルプス全域、中央アルプスが見渡せる。北アルプスや白山も望めるのだがこの日は雲の中だった。
富士見台のすぐ隣にある「神坂山」にも足を運ぶ。大した山ではないが、ここから見る富士見台一帯は広々として気持ちいい。
一体は笹藪に覆われていて、まるで草原のようにも見えるのだ。
おかげで、先週登った木曽駒の辛さもチャラになるくらいの景色を楽しめ、満足の一日を終えることが出来た。
今まで3〜4回ほど登った富士見台だったが、テン場があることもこの日初めて知った。
いつか、テントを担いで遊びにきたい。
富士見台、山頂付近に群生していたササユリ