泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

七田 純米 無濾過 七割五分磨き 25BY(日本酒・佐賀県)

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天山酒造「七田 純米 無濾過 七割五分磨き 25BY」
720ml、1,150円(税込1,242円)


七田は佐賀県にある天山酒造の県外向けブランド。danchuあたりでも何回も紹介されているので、その人気は伺い知れる。

全量山田錦なのに手ごろな価格なのも嬉しい。精米歩合を75%にすることで、価格を抑えることができるそうだ。

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手前の沢庵みたいなものは「山芋のポン酢漬け」。酒場放浪記でドコゾの居酒屋が出していたのを作ってみた。後はテキトーな肴とともにいただく。


グラスからはメープルシロップのような、甘さを伴った上立ち香が広がる。やはり25BY、いい感じに仕上がっているのではと期待しながらまず一口。

おお甘い!熟成されたまろやかな甘味。そこに酸がしっかりと仕事をして、カラダの奥にジワジワと旨味を染み込ませてくれる。古酒っぽい旨味、何かのリキュールを飲んでいるようだ。リキュールは詳しくないので表現には乏しいが、和食意外にもちゃんと通用できる旨さがある。後半は辛みも覗かせ、長い余韻で収束。

次に燗で。

熱燗気味になってしまい、辛味感アップ、しびれ感アップとチョット荒れ気味となってしまったが、温度が収まってくると、円みが増幅されると同時に酸味も穏やかに抑えられて、非常に旨い酒になった。ぬる燗ではなく、燗冷ましで呑んだ方が旨いのではないか、と感じてしまう程。

冷やも燗も、どちらも美味しく頂いた。

 

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ちなみに、テレビでは美味そうだった「山芋のポン酢漬け」は山芋を切ってポン酢に漬けて3〜4日おいて完成、というだけのもので、類さんは旨いといっていたのだが、頂いてみると「ポン酢味の山芋」以外の、何物でもありませんでした。

ムム・・・・残念。