泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

獺祭 発砲にごり酒 スパークリング50(日本酒・山口県)

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旭酒造「獺祭 発泡にごり酒スパークリング50」
720ml

たしか今年の頭に購入、しっかり温度管理できていない冷蔵庫にてほぼ1年熟成。

冷蔵庫内の温度管理は、ヨメとの密かな戦いだったりする。

冷やしすぎると、電気代がモッタイナイといつの間にか戻され、時をおいて、気付かれぬようにまた密かに強めにすると言う・・・


さておき・・・

1年近くたった今頃、或る日突然飲みたくなり、ようやく食卓にご登場。

栓をおさえ、おびえながらゆっくり開栓。

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グラスに注ぐと、綺麗な泡と滓がいい感じに混ざり合う。

スパークリングワインぽいがそこは日本酒、上立ち香もビニール系の日本酒的香り。

期待大で一口。強い発砲感で一瞬口の中が刺激だらけとなるが、その後、酸がブワッと支配。喉に落としても、いつまでも酸の後味が残る。まるで乳酸菌的ジュースのよう。アル度は15度だが、グイグイ飲めてしまう恐ろしさ。

あまりの刺激の強さに「瓶内熟成」が進んでしまったのかなどと考えてしまうが・・・どうなのだろうか。

ともあれ旨い。この手のものは夏に呑めばよかったなぁと、ちょっぴり後悔。といいつつ、開栓したその日にもちろん完飲。

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昨年の6月に新工場が完成した旭酒造。増産に対する酒米もしっかりと確保され、今年の生産量は240万本で、獺祭シリーズも最近では大手スーパーや ディスカウントストアでたまに見かけるようにもなった。さらに2018年には、年間500万本を目指しているという。今後呑む機会が増えそうな、ありがたい蔵になりつつある。