失意で歩く、鈴鹿・雨乞岳・・・。
9月の3連休、パーティーで奥穂に登る予定があり、山慣れすべくチョロッと出かけた。
鈴鹿切っての人気を誇る御在所岳のお隣の山だが、意外と分かりづらい山域にて、道迷い多発地帯。
過去に1度登っていたものの、この日何故か辿っていたマーキングを間違え、危うく別の山に行きそうに・・・
事なきを得たが、この日は他にも遭難予備軍の登山者に出会ったり。
舐めたらアカン雨乞岳。
「クラ谷」を経由し、ひと登りすれば本峰の手前に聳える「東雨乞岳」に到着。
その先には、笹藪の衣裳を纏った雨乞岳。
360度、鈴鹿の山々・・・
ここから雨乞岳までは10分程。チョット早めの昼食をとり、まったりした後で雨乞岳に向かう。
雨乞岳山頂(1,238m)。山頂は狭く、東雨乞岳のほうが居心地は断然良い。
この先は単独行初心者禁止区域・・・というワケではないが、道迷い多発・周回コースに突入していく。
(歩いてみて分かったが、マーキングなどはしっかりしておりました)
杉峠から御池鉱山旧跡へと下り、愛知川上流に沿って「コクイ谷」へ。さらに廃道を歩き「クラ谷」を目指す。
登山者もほとんどいない薄暗い谷の中、幾度となく徒渉を繰り返すルートは、山を歩き慣れた物でなければ不安に駆られるのではないか。
などと、エラソーに歩いているうちに・・・
・・・あれ?
・・・ない。
ない!
iPhoneがない!!!
ショルダーポーチがに入れておいたiPhone(&充電器)が、いつの間にか姿を消している。何の拍子ですっ飛んでいったのか・・・
そして、エラソーに歩けていたのは、実はiPhoneに入れておいたGPSアプリのおかげだったりする。
ルートを大幅に戻り、必死でローラー作戦にて探索するも手がかりなし。ここまで何度も徒渉を繰り返していたので、もしや流されたか・・・
行ったり来たり、結局1時間以上探しまくったが、これ以上時間を費やすと日没に間に合わず自分自身が遭難しかねないので、泣く泣く現場付近を後にする・・・
というワケで失意のまま下山。途中からGPSには頼れなかったものの、しっかりしたマーキングもあり、迷うこともなく下山完了。
携帯ショップにて再契約という、無駄な出費と相成りました。
奥穂のために登った雨乞岳。
そして、涸沢に持ち上げるために購入した酒・・・
高度のある場所で呑む酒、なので低アルっぽいのをを選んだのですが、台風接近にて結局奥穂は中止。
自宅にてデロデロと飲み干しました。