松尾 純米手造り 生貯蔵 原酒(日本酒・長野県)
高橋助作酒造店「松尾 純米手造り 生貯蔵原酒 美山錦2015BY」
720ml、1,250円(税込1,350円)
エライ前ですが、火打・妙高登山の帰り「道の駅しなの」にて購入。
下山後、新潟の酒でも買って帰るつもりが、登山口から程なく車を走らせるとすぐ長野県に入ってしまい、新潟の酒にはお目にかかれず・・・
それでも、こんな場所でしか知り得ない一本に出会うこととなりました。
素朴な香りを期待した上立ち香はいい意味で裏切られ、バナナを思い浮かべさせる様なフルーティーさ。
味わいも香り同様、やはりバナナのような甘美な風味。ちょっと濁りに近い濃厚さもありつつ、生のフレッシュさをしっかりと堪能できる。少しの時を置いて、角張った活きのいい酸とピリッとした刺激が顔を出し、インパクトを与えながらの収束。
道の駅には様々な酒が置いてあったが、その中でもこれは当たり、手に入れて大正解。
ちなみに「松尾」は、松尾様から取ったそうで・・・ちょっと安易?
いやぁ、ごちそうさまでした。
天の戸 純米吟醸 夏のランド・オブ・ウォーター 生(日本酒・秋田県)
浅舞酒造「天の戸 純米吟醸 夏のランド・オブ・ウォーター 生」
1,530円(税込1,652円)
久しぶりに「夏の酒」購入。
今月アタマ、路駐にて生じた罰金を払い、非常に辛いフトコロ具合なので、嗜好品購入はなかなか厳しいという最近の出来事。
・・・そんなことは、さておき。
米は「美山錦」100%、水は横田・琵琶沼の湧水を蔵内に水を引いた「琵琶沼寒泉」。
また天の戸は、「全量古式槽しぼり」にこだわっており、この酒もそのようであります。
という事で、御開栓。
ほのかながらも、メロン系の心地良い上立ち香を確かめながら、まず一口。
酸も甘さもスッキリしていて、どちらかが突出している事はないが、その旨味は十分。しばらく口中で転がすと、徐々に酸が立ち、柔らかく広がってくる。
入り口は爽やか、出口は淡麗、円やかさもある。おかげで、刺激のある生姜や山葵を生かした夏の肴をスマートに流し込み、その上ちゃんと余韻も楽しませてくれる、とってもうま〜い酒だった。
さて、もうすぐ夏期休暇。またまた「山」に出向くのだが、残り少ない小遣いを前に、果たして現地で地酒が買えるのか、心配な今日この頃であります・・・