泥酔デザイナーの酒と山の日々

家呑みデフォ、酒と山の記録を坦々と。最近は放置気味です・・・

丹沢山 純米 秀峰(日本酒・神奈川県)

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川西屋酒造店「丹沢山  純米  秀峰」
720ml1,200円(税込1,296円)

 

GWに登った丹沢山。予め下調べをしておいたので、下山後すぐに車で足柄上郡にある「川西屋酒造店」まで車を走らせた。

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蔵は閉まっていたが、道を挟んだ場所にある小売店「川西屋分店」は開いていた。

店内にズラッと並ぶ「丹沢山」。いろいろあったがやはり人気でお値打ちな「秀峰」を同僚の分とともに購入。

この酒、とにかく燗崩れしないことで知られている。なんと70度ぐらいでも問題ないらしい。

 

数日後、出し汁たっぷりのおでんをメインに、ホタルイカなどとともに頂く。

まずは冷や。グラスからはほとんど上立ち香を感じない。すでに「燗で呑め」と言われてるみたい。

含むと、甘味を抑え、キリッとした辛さと同時に酸の旨みが際立つ。辛味は渋みに移行し、最初のインパクトを上手くまとめて収束する。なるほど、これは料理に合わせやすい。

そうなるとやはり燗で呑みたくなる。

燗づけは酒質を考え「ぬる燗」までが多いのだが、実は「飛切燗」なる酒が大好きだったりする。

グツグツと煮立てた湯に付けた徳利で早速頂く。

キリッとした辛さそのままに先程感じた酸味は大人しくなり、円やかさがグッと増した。米の旨みが口の中で花が開くかのように広がっていく。土台がしっかりしているのだろう、熱いのに本当に崩れていないことに顔がほころぶ。食中酒としては申し分ない。確かにおでんにも合うが、急に寿司が食べたくなった。グッと来る飛切燗で寿司を流し込む・・・間違いない旨さだろう。

 

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ラベルには特に何も記載していなので色々調べてみると、使用米は徳島県産の阿波山田錦、さらにその阿波山田錦を熟成タンクで1年以上寝かせた「麗峰」をブレンドしているとのこと。


山やってなきゃ出会わなかった酒かも知れない・・・などと思いながら2日かけて終了。旨かった。

ああ、山に感謝、酒にも感謝。